北海道見学会(3)
さて、いよいよ北海道見学会の最終日。
朝7時に宿を出て、札幌市内の中央卸売市場の場外市場に海産物を買いに行きました。買い物をしている間に続々と観光バスが到着し、人気の高さがうかがえます。
その後、ジャンボタクシーは定山渓温泉、中山峠を通って、羊蹄山のふもと、ニセコのほうへ向かいました。途中、留寿都で巨大なルスツリゾートを通りました。全国から集めた中古のジェットコースターなどがたくさん並んでいるのが印象的でした。また留寿都の道の駅では、地元で採れた農産物が生産者の名前入りで売られていました。
そして、最初に行ったのがニセコの東山地区にあるミルク工房。ここの乳製品はどれも大変美味で、駐車場はクルマであふれていました。それから、オーストラリア人に大人気のヒラフスキー場へ向かいました。スキー場のふもとはオーストラリア人のスキーヤーの別荘やコンドミニアムも建設ラッシュで、英語の看板が立ち並び、また、英語で物件を紹介した不動産屋さんもありました。
ニセコの「オーストラリア村」の様子は、、ダウンロードまたは プラグインでご覧ください。
そして最後の訪問は、国土交通省の観光カリスマ百選にも選ばれた、オーストラリア人のロス・フィンドレー氏が経営する、ニセコアドベンチャーセンターで、ここでロス氏から直接いろいろとお話をうかがうことができました。
ロス氏は89年に来日し、冬はスキーのインストラクター、夏は建設作業員としてニセコの雪を楽しんでいたそうです。その後、夏にもニセコを楽しみたいということで、ゴムボートで川を下るラフティングを始め、97年に廃材などを利用してセンターハウスを建て、ベンチャー企業として大いに発展してこられました。
なぜ、最近オーストラリア人が多数来日するのか、その最大の理由はテロ戦争で米国や欧州が危なくなってきたからで、またニセコのヒラフスキー場はカナディアンロッキーにあるウィスラーのスキー場に雪質が似ていて、とてもレベルが高いスキー場だそうです。氏は日本人の奥さんをもらい、大変日本語が上手で、読み書きもでき、自然に対する熱い情熱と、ビジネスマンとしての冷静な頭をバランスよく備えたすばらしい経営者だと思いました。
というところで昼食後にニセコを出て新千歳空港には3時過ぎに到着、無事解散となりました。いろいろとご案内をいただいた坪川正明さん、本当にどうもありがとうございました。また、ご参加のみなさま、ありがとうございました。
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